また会いたいと思われる人の共通点は？｜石井美保の美になる話。

また会いたい人になるには？

自分が、自分がと一方的に話すより、まずは相手の話をじっくり聞く。聞き上手な人とは、またすぐに会いたくなる。

また会いたい相手がいるなら聞き上手を目指すといい

「あ～楽しかった、またすぐにでも会いたい！」という人と、「楽しかったけれど、しばらく会わなくていいかな」という人との違いを考えたとき、いちばんに思い浮かぶのが「聞き上手かどうか」ということ。1対1でも、グループで話す場合でも、一方的に自分の話ばかりする人と過ごすと、たとえ話の内容が面白かったとしても、なんだかおなかいっぱいに。

一方、自分の話を一生懸命に聞いてくれて、共感してくれる人と過ごすと「また話を聞いてほしいな」「今度は相手の話を聞いてみたいな」と思うはず。これは異性との出会いの場でもいえることで、初めて会うときは自分のことばかり話すより、相手の話を聞くのに徹して自分についてはむしろあまり話さない方がいいです。相手からすると“今度会ったときに聞いてみたいことがたくさんある”わけですから、「また会いたい」につながりやすいですよね。

私自身、こうしてメディアなどに出させていただく際は、自分の考えや思いなどを一方的に話す側ですが、プライベートなどOFFのときは完全に聞き役なんです。私が聞き上手かどうかはさておき、心掛けているのは、“ジャッジを求められたとき以外は、自分の意見は言わない”ということ。

実は、相手はただ聞いてほしいだけで、別にアドバイスは求めていないという場合が多いんですよね。だから「AとB、どっちがいいと思う？」と具体的な選択肢で尋ねられない限り、聞くに徹しています。

あと、よく複数人でお話をしていると、誰かが話している途中で「そういえば～」と別の話題にすり替わり、本題はおろかオチも見えず無為に時間が過ぎていく…なんてこと、ありますよね。話にカットインされ、最後まで話せずじまいな人は、決して気分がいいものではありません。だから聞き役のときの私はできるだけ「さっきの話に戻るんだけどさ」と、本来の話の主役に会話の主導権を戻すようなアシスト役を心掛けています。

聞き上手を目指すなら“司会者”をお手本に

さて、聞き上手といえば、アナウンサーや司会者の方。相手の話を巧みに引き出し、気持ち良く話をさせて、その場をうまく回しオチまで導く。私自身、イベントなどでお話をさせていただく際、司会者の方がいらっしゃると、断然うまく話すことができると実感しているので、「やはりプロは違うな～！」と感心させられっ放しです。もちろんそこまでは行かずとも、普段の会話の中で少し、司会進行役の方のトークの仕方を意識するといいかもしれませんね。

私の身近にも、聞き上手、司会上手の方がいます。例えば、田中みな実ちゃん。話したいことがあって、会いに来てくれたはずなのに、いきなり自分の話はせずに、私の話もうまく引き出して聞いてくれるんです。男女ともにモテるのも大納得です。

もうひとりが皮膚科医の友利新ちゃん。彼女はお話も上手でかつ名司会者。自分が主役で場を盛り上げながら、周囲の話もうまく引き出す天才だと思います。ふたりに共通しているのが、つらつらと行き当たりばったりに話すのではなく、話の要点がある程度まとまっているということ。あっちこっちに話題が行ったり来たりしないので、聞きやすくわかりやすいんですよね。何度会っても、また会いたいと思える人代表です。

彼女達から学べるエッセンスとしては、どうしても聞いてほしいことがあるという場合は、事前に話すことを少し整理しておいてもいいということ。万が一、一方的に話してしまったという場合、相手に「話を聞いてくれてありがとう」と感謝の意を示すのを忘れずに。ただ話しっ放しで終えると「しばらくは会わなくてもいいかもな」と思われてしまうかもしれないので気をつけましょう。

トークが苦手なら、手土産にひと工夫を

話題を提供するのも、司会進行役も自信がないという人は、聞き上手を目指すのが良さそうですが、気の利いたリアクションをしたり好印象な相づちが打てる聞き役になれるかちょっと自信がない…という方におすすめなのが、手土産に少し工夫をすること。女子会の度に手土産を交換する文化自体、個人的には疑問符ではありますが、いざ手土産を用意するなら、待ち合わせ前に慌ててそこらへんで買った適当なものより、旬のものや集まるメンバーが喜びそうなものを前もって準備してくれた方が好印象は集まります。会うことを楽しみにしていてくれた気持ちが窺えて、たとえ会話では物静かな人だとしても、また会いたいなと思われる人になれる気がします。

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