多くのラグジュアリーメゾンがその年の新作ウォッチを発表する「時計の春」がやってきました!今回は、オートクチュール メゾンならではのエレガントなジュエリーウォッチメイキングで、世界の女性たちの心を甘くくすぐる「ディオール」をピックアップします。「時を告げるリボン」をコンセプトにしたブレスレットの装飾がなんとも優美な“ラ デ マイ ディオール”──その全モデルをご覧ください!
ラグジュアリーウォッチ市場が現在のように賑わう以前から、ファッションタイムピースの域を超えたハイジュエリーウォッチや本格機械式時計を手がけ、ウォッチ&ジュエリーの分野でも高い評価を得てきた「ディオール」。そのウォッチコレクションのなかでも、もっともアイコニックなフラッグシップコレクションが“ラ デ ドゥ ディオール”です。
今回のニューモデルは、メゾンを象徴するこのコレクションに、新たな解釈を加えたジュエリーウォッチ“ラ デ マイ ディオール”! メゾンの伝統と革新が息づくエレガントなタイムピースたちが、ここに誕生しました。
ミラネーゼメッシュブレスレットと「カナージュ」が奏でる、独創的なエレガンス!
2003年の誕生以来、さまざまなバリエーションを展開し、メゾンのアイコンコレクションとなった“ラ デ ドゥ ディオール”。メゾンのジュエリーウォッチメイキングを牽引する、ディオール ファイン ジュエリーのクリエイティブ ディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌの、豊潤なクリエイティビティによって生まれたこのジュエリーウォッチコレクションが、その誕生から20年目の今年、新たな花を咲かせました!
“ラ デ マイ ディオール”のデザインの主役を演じるのは、「ディオール」の偉大なヘリテージであり、シンボルモチーフでもある「カナージュ」のグラフィック。「カナージュ」モチーフは、1947年2月12日に、パリのモンテーニュ通り30番地にて「ニュールック」コレクションを発表した際、ゲストを迎えるナポレオン3世様式の椅子の座面にあしらわれていたもの。
このモチーフはディオール スタイルのシンボルとして創設者であるクチュリエ クリスチャン・ディオールを引き継いだ歴代のクリエイティブ ディレクターにとってインスピレーションの源であり続けています。
その、メゾンの至宝「カナージュ」モチーフに、新たな可能性を授けたのはやはりこの女性! ディオール ファイン ジュエリー クリエイティブ ディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラ―ヌです。
時計のブレスレットも、彼女の魔法にかかれば「時を告げるリボン」に!
そのベースとなるのは、“ラ デ ドゥ ディオール サティーヌ”というジュエリーウォッチで取り入れた、繊細なミラネーゼ メッシュブレスレット。上質なシルクリボンのような輝き、しなやかな質感のブレスレットに、今回は手彫りの幾何学的模様があしらわれ、文字盤まで続くレリーフ技法により描かれた「カナージュ」モチーフがエレガントな個性を発揮します。その佇まいは、オートクチュールのサヴォワールフェールへのオマージュのよう!
素材はゴールドとシルバー仕上げのステンレススティール、ケース径は19mmと25mm、全部で5つのバリエーションが華麗に出揃いました
メゾンの卓越性を改めて印象づける、新アイコンは5モデル!
「時を告げるリボン」に彩られた“ラ デ マイ ディオール”。その顔となるダイヤルは、時、分針とブランドロゴのみで、文字盤にも描かれた「カナージュ」モチーフのグラフィカルな美を最大限に引き立てています。
■1:グラマラスさと繊細さが共存する、イエローゴールドモデル
■2:働く手元にエレガンスを添えるステンレススティールモデル
ダイヤモンドを配したモデルの美しい輝きはもちろん、特筆したいのは写真左のモデル。シルクの繊細さを表現した緻密なドローイングによるサテン仕上げのベゼルをあしらったケースは、メゾンの時計職人の最上級の技術、情熱と独創性を余すところなく表現しています。
今ではさまざまなジュエラーが積極的に採用しているラピスラズリやマラカイト、オパールなどのストーンダイヤルですが、「ディオール」はいち早く“ラ デ ドゥ ディオール”で取り入れていたことはあまり知られていないかもしれません。ヴィクトワール・ドゥ・カステラ―ヌという、真のエレガンスを知り尽くした天性のジュエリークリエイターは、これからも美貌のタイムピースを創作し続けていくに違いありません。